沖縄古宇利島の耐候性ガーデンデザイン

沖縄古宇利島|民泊施設の生態的ガーデンデザイン
沖縄県古宇利島にて、新築住宅のガーデンデザインと施工を担当しました。12月に京都から出張で行った沖縄はあまりにも気候が違い驚きの連続でした。沖縄古宇利島での施工は、強い潮風、塩害、高温多湿という沖縄特有の沿岸環境を前提に土壌改良や植物選定を慎重に選び植栽設計を行いました。景観だけでなく、土壌構造・植物耐性・長期的な安定性を含めてランドスケープエコロジーの視点から植栽設計を行いました。
この物件はヴィーガン専用のヴィラとなる為、樹種もハーブを使用する事が求められました。そこでソルトブッシュという植物の生態に着目して、自ら塩分を吸収・蓄積する能力(ファイトレメディエーション)を利用して、塩害を受けた土壌を改良・再生する対策に活用し、生態的な塩害対策アプローチを行いました。
→ 沿岸地域の塩害対策の詳細
沖縄・古宇利島の沿岸環境に対応するガーデンデザイン
沖縄古宇利島の海の恵みを全身で感じられる半屋外空間のバルコニー植栽。今回のガーデンデザインにおいて最も重視したのは、古宇利島ブルーとも言われる透明度の高い青い海を一望出来るこの空間です。この場所には塩害対策としてソルトブッシュや現地のハーブや薬草など沿岸環境に適した植物を配置しました。
沖縄特有の土である「国頭マージ」と砂のブレンド土に、麻炭、沖縄サンゴ砂利、納豆菌を配合した堆肥を丁寧に混ぜ合わせて排水性を向上。沖縄特有の酸性土壌に微生物が豊富に住む環境へ改良しています。麻炭やサンゴ砂を用いた土壌設計は、植物の成長を促進するためだけではなく、根が安定して機能し続ける環境をつくるために作られています。



ブーゲンビレアとペトレアの屋上緑化
沖縄北部の今帰仁村エリアに位置する古宇利島。沖縄北部の今帰仁村エリアは沖縄の中でも植木の生産場所としても知られています。今回、この物件で使用した植物のほとんどはこの今帰仁エリアで仕入れを行いました。ただバルコニーのハーブはどうしても欲しい樹種が限られていたので、九州から船便を組んで沖縄に送ってもらいました。沖縄は島国であるがゆえに、関西地域と違って植物の品種の流通は限られているようです。しかしその不便さを上回る沖縄の独自の植物たちが無数にありました。屋上のプランターにはペトレアという蔓性の紫色の花が咲く植物をブーゲンビレアやトケイソウと共に植えました。ブーゲンビレアのピンクとトケイソウ、ペトレアの紫がこの建築と一体になり咲く日が楽しみです。








REDEFINITION OF HOUSEPLANTS|観葉植物を屋外環境で
沖縄・古宇利島でのプロジェクト。長い準備期間と遠隔での打ち合わせを重ね、ついに無事完成の日を迎えました。京都では観葉植物として扱う植物を沖縄古宇利島では外部空間に植えています。そんな機会を与えてくれたのは、いつも明るい笑顔で私たちを迎えてくださる素敵なご夫婦。お二人の古宇利島での新しい歩みと、これからこの庭が島の風土に馴染み、豊かに育っていく姿を、京都の地から心より楽しみに、そして大切に見守り続けていきたいと思います。
価格やサービス内容の詳細はこちら
Start a Project
ランドスケープデザインや植栽設計のご相談を承っています。
プロジェクトのご相談は以下からお問い合わせください。
