RESIDENTIAL/ROOFTOP PLANTING
尼崎のルーフバルコニー・プランター植栽
Rooftop Planter Landscape / Amagasaki

都市のバルコニーを、風と香りのある居場所へ
兵庫県尼崎市の個人邸で、約5.3mにわたるバルコニーのプランター植栽を計画しました。地面へ直接植えることのできない都市の外部空間に、大型プランターと自動灌水を組み合わせ、植物に包まれながら過ごせるアウトドアリビングをつくるプロジェクトです。
コンセプトは「空中のアロマの森」。レモンマートルやメラレウカなどの芳香植物を中心に、高さの異なる樹木、中低木、草本を重ね、視線をやわらげながら光と風が抜ける植物環境を設計しました。
Project Data
Location
兵庫県尼崎市
Category
Residential / Balcony Planting
(ルーフバルコニー・プランター植栽)
Scope
植栽設計・施工/自動灌水
仕様技術
荷重制限に配慮した軽量人工土壌
地上の庭とは異なる、バルコニーの環境
都市のバルコニーでは、強い日射や乾いた風、周囲からの視線に加え、植物が根を張れる土の量もプランターによって制限されます。単に樹木を並べるだけでは、光を遮りすぎたり、風圧を受けたり、プランターごとに乾燥の差が生じたりします。この計画では、日照、風の通り道、室内からの眺め、バルコニーで過ごす位置を読み取り、必要な場所に植物の高さと密度をつくりました。視線を完全に閉ざすのではなく、葉と枝の重なりによって穏やかに遮る構成としています。



光と風を通す、多層的なプランター植栽
高さ約2.5mの樹木を植栽の骨格とし、その周囲に中低木と足元の植物を重ねました。
高い位置では樹冠が日射をやわらげ、中間層では枝葉が外部からの視線を調整し、足元の植物がプランターの縁を覆います。高さと葉の密度に変化をつけることで、壁のように空間を塞ぐことなく、光と風が透過する立体的な植生をつくりました。
プランターを一列に並べるのではなく、複数の植物が関係しながら一続きの風景をつくることを意図しています。
自動灌水で、育て続けられる環境へ
土の量が限られるプランター植栽は、地植えよりも乾燥しやすく、夏季には日々の水やりが大きな負担になります。
この計画では自動灌水システムを導入し、それぞれのプランターへ継続的に水を供給できる環境を整えました。日常的な灌水負担を抑えると同時に、水切れによる植物への急激な負荷を軽減します。ただし、自動灌水だけですべての管理が不要になるわけではありません。植物の成長、季節による水分要求の変化、排水や灌水設備の状態を確認しながら、剪定や点検を行うことが重要です。
施工直後の見た目だけではなく、植物が成長し、空間に馴染んでいく過程まで含めてプランター植栽を設計しています。
プランター植栽から広がる、都市のランドスケープ
地面のない場所でも、プランター、植物、自動灌水を適切に組み合わせることで、建築の外部空間に豊かな植物環境をつくることができます。
この設計方法は、個人邸やマンションのバルコニーだけでなく、ホテルや飲食店のテラス、オフィスの屋上、集合住宅の共用部などにも応用できます。
plantwise KYOTOでは、植栽設計、植物とプランターの選定、自動灌水、施工、完成後の育成管理までを一つの環境として計画しています。

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地面へ直接植えられない場所(ルーフバルコニー・テラス・屋上・室内)や、建築設計段階からの植栽計画について、環境条件を読み解いた上で最適なプランをご提案します。
